しかし、その方法ではまた同じ操作で壁紙が変わってしまうので、そのたびごとにこの操作を行わなくてはなりません。
子どもたちが操作ミスであっても,故意であっても,ホームページ上の画像を『壁紙に設定』することができないようにすることができます。
ホームページを見ている間に画像を選んで右クリックして,『壁紙に設定』をクリックすると,『Internet
Explorer 壁紙.bmp』というファイルが作成され、デスクトップの設定でそのファイルを壁紙とするように変更されてしまいます。
そこで、次の方法で『Internet
Explorer 壁紙.bmp』を作らないようにすることで、、ホームページを見ながら壁紙を変更してしまうトラブルを防ぐことができます。 ⇒ 操作方法3
<操作方法1> 再起動して、壁紙を元に戻す方法
1 授業が終わってから、壁紙を変更してしまったコンピュータを見つけたら,コンピュータを再起動する。
<操作方法2> 再起動せずに壁紙を元に戻す場合。
1 授業中、壁紙を変更した児童用コンピュータを見つけたら、まず、操作を停止させる。
2 教師用コンピュータのWinBirdネットワークオプションを利用する。
3 壁紙を変更したコンピュータを選択して、「デスクトップ」と書かれたボタンをクリックする。
4 出てきた画面の「壁紙なし」をクリックする。
5 確認のメッセージが出るので、「はい」をクリック。
6 壁紙を変更させた児童に、どうすると壁紙が変わってしまうのか、今後このような操作をしないように指導する。
<操作方法3> ホームページの画像を壁紙に設定できないようにする方法
1 教師用コンピュータと児童用コンピュータを起動する。
2 教師用コンピュータから、セキュリティシステムWin98を起動する。(パスワードを入れてください)
3 セキュリティ起動設定を「03解除」に変更する。
4 上の「書換」のボタンをクリック。
5 接続しているすべての児童用コンピュータにチェックを入れ、実行をクリック。
6 「セキュリティの書き換え』の確認画面で、すべての項目にチェックを入れ「実行」をクリックする。
※ 児童用コンピュータの設定から制限がなくなった状態で起動してくる。40台に順番に設定を変えながら、再起動されるので、最後の機械が再起動するまで5分ほどかかります。
7 それぞれのコンピュータに次のいずれかの方法で「Internet
Explore 壁紙.bmp」というファイルを作成する。
保存先のフォルダは、【C:WINDOWS\Application
Data\Microsoft\Internet Explorer】です。
ア 1台ずつ Internet Explorerを起動して、ホームページ上の適当な画像ファイルの上で、右クリックして「壁紙に設定」をクリック。
イ 1台だけ Internet Explorerを起動して、ホームページから壁紙を設定し、Internet
Explore 壁紙.bmpを作る。そのファイルをサーバーの「よみかき」のフォルダにコピーして、残りのコンピュータはサーバのファイルをコピーする。
ウ 教師用のコンピュータで、Internet
Explore 壁紙.bmpを作り、WinBirdネットワ−クオプションで、一斉送信する。
8 それぞれのコンピュータで、フォルダ【C:WINDOWS\Application
Data\Microsoft\Internet Explorer】を開き、Internet
Explore 壁紙.bmpのファイルのプロパティを開く。(ファイルのプロパティは、そのファイル上で、右クリックすると「プロパティ」というメニュがあります。)
9 プロパティの「属性」の「読み取り専用」にチェックをつけ、OKをクリックする。
10 すべてのコンピュータのInternet
Explore 壁紙.bmpのプロパティの変更ができたら、教師用コンピュータでセキュリティを元に戻す。
セキュリティ起動設定を「02一般設定」に変更する。
11 以下、上記4、5、6の操作を行い、すべてのコンピュータが再起動したら、セキュリティシステムWin98を終了する。
12 児童用のコンピュータで、ホームページを表示して、画像上で右クリックして「壁紙に設定」を選択しても、下のように拒否のメッセージが出ることを確認してください。
※ 実は、InternetExplorer以外にも、デイジーコラージュというソフトでも、簡単に写真やカレンダーを壁紙に設定することができます。デイジーコラージュでは「dcwall」という名前のファイルが作成されるので、上記のようにこのファイルを一度わざと作って、プロパティを「読み取り専用」に変更することで、誤操作を防ぐことができます。